西本さん、ながおさん
こんにちは!
マインドフルネス療法研究センターの杉山です。
近況報告をして下さり、ありがとうございます。
西本さん、辛い状況の中でマインドフルネスのことを思い出して下さったこと嬉しく思います!
私も熱しやすく冷めやすく、1つのことを続けること、努力すること、とてもとても苦手です…
人生の中で長続きしているものはあんまりないですね~。
睡眠と食事と呼吸くらいかしら・・・(笑
マインドフルネスはありがたいことに、毎日時間を割いている仕事で使うものなので
みなさんのお力を借りて、なんとか少しやって、でもまたすぐ休んでしまって、
でもまた始めて、またすぐにお休みして…とこれを繰り返している感じです。
ただ、思い出した時に呼吸に注意を向けて、自分の状態に気づくことをすればいいだけなので、
道具も準備も着替えもどこかに出かける必要もなく、無料ですぐに再開できるのは、
手軽でいいよな~と、気に入っています。
何が言いたいかというと…
続けられない自分、落ち込んでしまう自分を受け入れてあげて下さい!
行動に移すのが遅いことも、努力が苦手なことも、続けることが難しいことも、
すぐにマイナス思考をしてしまう自分も、
そしてそんな自分を責めてしまう自分がいることも、大事な自分の一部です。
自分はそうなんだ!と気づくことができたのなら、それは素晴らしいことです。
続けることが苦手なのが自分なんだから、続かなくても無理はないのです。
そのことで自分を責める理由はありません。
続けようとすることよりも、思い出した時に100回再開するほうがやりやすいかも?
自分じゃないものを目指すと、自分と喧嘩するばかりで苦しくなってしまうと思います。
私はめちゃくちゃ身に覚えがあります…長らく自分以外の物になりたくて、なれなくて苦しかった。
ありがたいことにマインドフルネスは手軽なのに、自分を知るのにはとても効果がある方法です。
続かない自分を発見したのなら、そんな自分でもできる方法を考えてあげると良いかもしれません。
試しに1つ、今私が自分でやっている方法を紹介します。
もしよろしければ、一緒にやってみましょう。
① 自分が苦しくなってしまう思考パターンを1つ対象に選びましょう。
西本さんだったら、自分を責めるパターンかマイナスに注目するパターンでしょうか?
私は今、自分や他人を批判するパターンを対象に選んでいます。
② そのパターンが出てきていないか少し気にかけて生活しましょう。
癖ですから、最初は気づくことが難しいです。
1週間経ってようやく気づけることもよくあります。それでOKです。
③ いつものパターンが出ていたことに気づいたら、一旦そこでもうそれを切り上げて、
呼吸を10まで数えつつ、呼吸の感覚を味わいます。
切り上げて呼吸の所に帰るだけで充分です。
④ ③まででも充分ですが、さらに余裕があれば、自分に優しい言葉をかけて下さい。
私は、こんな風に声かけをしています。
「私を守ろうとしてくれたんだね、ありがとう。
よく分かったよ、もう大丈夫。」
自分を責めるパターンに声をかけるとしたらこんな感じかな?
「まだまだ頑張れるって思ったんだね。頑張りたいんだね。
私の可能性を信じてくれてありがとう。
変わっていく自分も変わらない自分も大事だよ。」
マイナス思考さんには、こんな声かけもいいかもしれません。
「心配してくれてありがとう。怖かったんだよね。
もう分かったから大丈夫。」
④のパートは少し慈悲のワークなので、心から自分を思いやることが目的です。
あまり心から思えそうになかったら(思おうとするのに思えなくてまた苦しい…)
やらなくても別に大丈夫だし、
代わりに、自分が大事に思う人や自分を大事に思ってくれる人のことを思い出すだけでも
良いかもしれません。
(こんなとき、あの人だったらきっとこう言うだろうな…とか)
10クールの皆さんも、10クール以外の皆さんも
もしよろしければ試してみて下さい!
やってみた感想や、うまく行かなかったときの体験のシェア、もしくはご質問など
コメント頂ければ嬉しいです!
これを読んだら、一呼吸、味わってみてね。