皆さま、こんにちは。
11月が始まりました。
カレンダーを見ると、あともう2か月で2018年も終わりだな~と感慨深く思います。
マインドフルネス・グループ療法も第7クールまできて、
最初の立ち上げから3年が過ぎようとしています。
マインドフルネスの輪が、私たちの活動からも少しずつ広がっていっていることがとても嬉しいです。興味を持っていただき、参加して頂き、ありがとうございます。
さて、10月の自主瞑想会にご参加下さった皆様、足をお運び頂いてありがとうございました。
どうしてもグループを卒業してしまうと、1人で瞑想や実践を続けることはとても孤独で
マインドフルネスから遠ざかってしまうなぁという気持ちに
「分かる、分かる」とみんなでうなずきながらも
こうしてまた一緒にマインドフルな時間を共有でき、充実した時間でした。
卒業後も、皆さんの心の中に、マインドフルモードの種が少しずつ少しずつ育って
皆さんの人生の中で、ふとした瞬間からちょっと困っちゃった時まで
皆さん自身を支えてくれる瞬間を与えてくれているのかなー、そうだといいなーと
思うような、近況報告もたくさん頂きました。
私自身が印象に残った出来事は、「見守っている自分」のお話をした時でした。
毎日の生活は変わらずに続いているんだけれど、
時々、自分の心が「小さな自分」の姿で見えてきて、
何か嫌なことがあった時に、頭で論理的に宥め諭そうとすると、
その「小さな自分」がとても嫌がって反発するのを感じられることがあるんです、
とお話し下さった方がいらっしゃいました。
皆で「あ、なんとなく分かるよね!」とお話しながら、
「自分」というものの捉え方に「考えている自分」と「見ている自分」の2つがある、と言うお話をいたしました。
この「見ている自分」というのは、所謂「メタ認知」などとも呼ばれている
メタな視点(俯瞰してみている視点)なのですが、
マインドフルネスのトレーニングというのは、まさにこの「メタの視点」を自分で作っていくことなんですよね。
そしてとても大事なのが、それが「見張る」厳しい評価的な視点ではなく、
「見守る」温かく優しい視点だ、ということだと思います。
社会に出て働き始めると「感情をコントロールする」ということがよく言われます。
私はその度に「感情はもともとコントロールできないものだよ!」と思ってきたのですが
今は「感情に気づき理解する」ということこそが、とても大事なことなんじゃないかなと思っています。
その「理解する」ためには、「見守る」視点が絶対不可欠なのです。
これは自分で自分を見つめる時にも言えることだし、
他人を見つめる時にも言えることなのかな、と考えています。
今回は残念ながら、時間の都合でいらっしゃれなかった方、
お申込みいただいたんだけれど予定が入ってしまって来られなかった方
自主瞑想会は今後も細々とでも続けていきたいと思っていますので
是非とも、次の機会には参加してみて下さいね!